ラムの色、吐息

愛犬家見習いの備忘録

やりたいこと

本格的な鬱シーズンが到来するとまずまっさきに首がかたまって動かなくなり、暖かい系のアイテムに頼らざるをえなくなり、温湿布を肩にはりながら、お薬をのみ、寝るまえの数時間、寝られない心配をしていたらほんとうに寝られなくなる。十年来の主治医には日光をあびて運動をすることがだいじだと、それこそあびるようにいわれているので、結婚をして、実家でないがしろにされていたいぬをひきとって、どれだけ心身がえらくてもいぬの散歩だけは欠かすまいということをノルマのようなものにしている。夫の仕事もいそがしいらしいので、なるたけ夫にも負担をかけないよう這いつくばっていると、今度は甘えどころをいっしてリングワンダリングのようなかんじ。どこかでたちきることも出来るのやろうが、まあ、これがなかなか難しい。そういうにっちもさっちもいかないでいるわたしをたまに助けてくれるのが、アホ面かまえたいぬだったりもし。
しかし、お散歩にいくためには交通量の多い道をどうしても渡らなければいかず、今日は左折車にあてられかけて、さらにながらスマホの自転車にあてられかけて、ああいうの、ほんとどうにかならへんか。


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陰鬱なシーズン突入間近

月曜日、こちとら三連休なぞ関係なく通常の月曜日をむかえ、すこし余力のあるときならばらきすたなどを歌い、むりくりにでも明るい気持ちをこころざすところ、朝、いぬの散歩をしていたら、野生の牡鹿がドナドナどころか屠殺されている現場にゆきあってしまい、あまりに不意打ち、住宅街のまんなかで、ロッキーのサンドバッグ様の鹿肉と生首をおがむことになった。田舎と都会がいりまじるふしぎな光景。あの肉と生首はあのあとどうなったのだろう。そしてそれから死体づいていて、ひさしぶりに降った雨に追いやられ、空梅雨ではすっかりなりをひそめていたカタツムリやら、もうはや雨天の風物詩ミミズ、フィッシュパークなかおちを目指しているのであろう巨大ミミズ、いろいろがバケツをひっくり返したおおさわぎをしていて、その会場が路上なもんで、志なかばの擽死体がまさに死屍累々のありさま、いぬは鳥のヒナのそれにぐいぐい近寄っていくわなんやわで、こちらは必死でそれを阻止。
最後にみたのはアマガエルのなきがらで、無類のカエルたん好きの身としては、今年さいしょにみたカエルたんがトノサマガエルのなきがらという記憶までよみがえって、おそらく今年最後のカエルたんまで召されたあとかよ、と、おうちに帰ってひとしきり泣いて、そしたら鬱のきざしがみえて、もうどうしたらよいかわからない。

いぬ ふゆ いぬ

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もう冬がきているのかいまいち自信がないが、よのなかはなんと三連休とゆうことで、紅葉のシーズン、このあたりは京都なので名所とよばれる場所があっちゃこっちゃ他府県ナンバーのくるまで渋滞していたりする。10日ほどまえに自転車のカゴにいぬをのせて、片道5キロの距離にある観光地へ散策にいってみたはいいものの、たくさんのアジア系旅行客のみなさんにゆくてをはばまれて、なかなか不満足な散策結果におわってしまった。今日はもっとこんでいるのやろうな。いぬ、野犬なのか放し飼いなのか、ここのところうろうろしているマッチョなわんこがいて、うちのいぬは軟弱ものなので、わたしは対応に困っている。三連休。保健所はやってへん。やってたとして、電話、してもよいものかを苦慮、苦慮。なにもしらないうちのいぬは元気、それはとてもしあわせやなあと気をまぎらわす、この数日間。

いぬ

いぬとまいんちお散歩して、幸いうちのベランダからは一級河川がみえて、一級河川の河川敷にはいい感じのお散歩道があるのでそこをまいんちお散歩。最近鳥がめっちゃいて、うちのいぬはもともと鳥猟犬やったのかなんなのか、いまやただの寒がり炬燵犬と化しているのにもかかわらず、なんかすっごい鳥をおっかけて走る走る、四足歩行、よう絡まらへんなと心配になるくらいハトとかセキレイとかの地べた族を追いかけて、毎度々々逃げ切られている。もしかしてひもを持ってるこちらの足が遅いからかもわからんが、どうせやったら鴨鍋ぐらいの成果をあげてみせろよ、こちとら鴨ロースがすきな肉食系女子なんじゃいみたいにこころのなかで思っていても、結局「さばく」手間とか考えるにつけハトとカラスがいちばん困るなー、走って走って減量々々、鴨はどーせとれへんねやからやから頑張って鴨を追いかけろ、なんつって、ほんとうにわたしがウサイン・ボルトやったらひも持ったまま鴨鍋フルコースにありつけるのかといえば、それもはなはだ疑問。お昼寝してるねこちゃんとか、打席にたった王貞治みたいなアオサギには、一メートルの至近にいても気がつかず。わたしの存在が森羅万象一体化レベルになったあかつきにゃ、いったいこいつはどうするんやろうかと、まいんちすこしだけ不安になる。

 

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