ラムの色、吐息

愛犬家見習いの備忘録

陰鬱なシーズン突入間近

月曜日、こちとら三連休なぞ関係なく通常の月曜日をむかえ、すこし余力のあるときならばらきすたなどを歌い、むりくりにでも明るい気持ちをこころざすところ、朝、いぬの散歩をしていたら、野生の牡鹿がドナドナどころか屠殺されている現場にゆきあってしまい、あまりに不意打ち、住宅街のまんなかで、ロッキーのサンドバッグ様の鹿肉と生首をおがむことになった。田舎と都会がいりまじるふしぎな光景。あの肉と生首はあのあとどうなったのだろう。そしてそれから死体づいていて、ひさしぶりに降った雨に追いやられ、空梅雨ではすっかりなりをひそめていたカタツムリやら、もうはや雨天の風物詩ミミズ、フィッシュパークなかおちを目指しているのであろう巨大ミミズ、いろいろがバケツをひっくり返したおおさわぎをしていて、その会場が路上なもんで、志なかばの擽死体がまさに死屍累々のありさま、いぬは鳥のヒナのそれにぐいぐい近寄っていくわなんやわで、こちらは必死でそれを阻止。
最後にみたのはアマガエルのなきがらで、無類のカエルたん好きの身としては、今年さいしょにみたカエルたんがトノサマガエルのなきがらという記憶までよみがえって、おそらく今年最後のカエルたんまで召されたあとかよ、と、おうちに帰ってひとしきり泣いて、そしたら鬱のきざしがみえて、もうどうしたらよいかわからない。